お知らせ
2025.08.19
婦人科からのお知らせ(アフターピル・モーニングアフターピル)
天神総合クリニックでは、アフターピルの飲み薬の処方を行っております。
アフターピル(モーニングアフターピル、緊急避妊薬とも)は
・避妊に失敗してしまった場合
・避妊せず性行為を行ってしまった場合
・避妊できていたかどうか不安な場合
などの緊急的に服用する経口避妊薬(ピル)です。
服薬は早ければ早いほど避妊効果が上がります。
ご来院時点で行為後72時間を超えている場合は医師にご相談ください。
◎お薬について
当院ではレボノルゲストレル(LNG)と呼ばれる黄体ホルモンを含んだアフターピルを処方しております。
受精卵の着床を防いだり、排卵を起こらなくすることによって妊娠を回避することができると考えられています。
そのため中絶(人工妊娠中絶)には当たりません。
※1錠お飲みいただきます。食事のタイミングに関係なくお飲みいただけます。
※現在ほかのお薬や低用量ピルをお飲みの場合や、持病がある方は診察の際に必ず医師に相談してください。
◎費用
レボノルゲストレル(1.5mg) 1錠 8,800円(税込)
(吐き気どめをご希望の方は別途ご用致しますのでおっしゃってください。)
◎効果について
アフターピルを飲んでも妊娠を100%防ぐことはできません。
論文によると(※1)、非妊娠率は98.9%といわれており、1.1%の方は妊娠が成立するといわれています(100人に1人程度)。
行為後早ければ早いほど避妊効果が上がります。内服後、次回の生理予定日の前あるいは内服して2日以内に生理様の少量の出血が起こる場合があります(※2)。
この出血があれば妊娠を回避した可能性が高いです。
この出血がなくても、生理予定日に通常通り生理が来た場合は妊娠していないと考えられます。
ただし生理が1週間以上遅れたり、いつもよりも軽い場合は医師にご相談ください。
◎副作用について
ホルモンのバランスが一時的に乱れるため、生理不順、不正出血などが起こることがあります。
吐き気や頭痛、倦怠感などが生じることがあります。
副作用の頻度は少なく、あっても軽度とされるお薬をお渡ししておりますが、吐き気の副作用はやや頻度としては多いです。
吐き気止めの飲み薬も一緒にお渡しすることができますのでご相談ください。
もし万が一、服用後2時間以内に吐いてしまった場合は、もう1錠服用していただきます。※妊娠した場合でも、おなかの赤ちゃんに影響はありません。
※この薬を服用したことによる後遺症や将来の妊娠への影響はありません。(妊娠しにくくなる、ということもありません)